アクセスありがとうございます。カネハナ*です。
季節の変わり目は気圧の変化も大きく、体調や精神バランスを崩しがちです。
特に環境の変化に影響を受けやすいHSPさんは、考え事が多くなったり、将来に対する不安で頭がいっぱいになったりと、心が弱ってしまうことも多いでしょう。
HSPさんが心のバランスを保つには、生活の中に喜びや楽しみを見つけることが大切です。そこで今回は、生きることが辛いと感じているHSPさんに、生きがいの見つけ方をご紹介します。
・将来に対する不安で頭がいっぱいのHSPさん
・日々の生活を楽しいと思えず、心が沈んでしまっているHSPさん
・生きがいを見つけたいHSPさん
HSPの人が生きがいを見つけるために確認しておきたいルール
HSPさんの繊細な心を大切に守るために、いくつかルールを決めておく必要があります。まずはきちんと振り返ってみましょう。
小さな楽しみを生きがいにする
“生きがい”という言葉を辞書で引くと、次のような説明がでてきます。
生きるに値するもの。生きていくはりあいや喜び。「生き甲斐を見いだす」
多くの人はこの一文を読むと、大きく、壮大で、意味のあるものでなければならないと考えてしまいがちですが、実はそうでもありません。
そもそも生きる価値というのは、とてもシンプルなもの。例えば、テレビやアニメなどでお風呂上がりの男性がビールを片手に「このために生きていたー!」と叫ぶシーンを見たことがありませんか?
この男性にとっては「家に帰ってビールを飲む」という小さな楽しみがあるから、仕事に打ち込むことができています。ビールは嗜好品であり、飲まなくても生きていけますが、男性にとっては人生にハリがでる魅力的なアイテムなのです。
この男性のように、“生きがい”という言葉に気負う必要はそもそもありません。HSPさんの生活の中に隠れているちょっとした楽しみやご褒美を見つけて、生きがいとして設定しましょう。
生きがいは複数持つ
もしもHSPさんが、大きな生きがいをひとつだけもっていたとします。もしもその生きがいが、できなくなってしまったとしたら?
例えば、
・名のある音楽家の耳が聞こえなくなったとき
・大好きなペットの命が終わりを迎えたとき
あなたの豊かな共感力を活用して、想像してみてください。
繊細なHSPさんの心は「たった一つの生きがいを失ってしまった」と激しくショックを受け、立ち直るまでに時間がかかるでしょう。
失った時のリスクを考えれば、HSPさんが生きがいをひとつに絞るのはおすすめできません。小さなものをできるだけたくさん持つということは、HSPさんの繊細な心を守ることにつながるのです。
生きがいは変わってもOK
例えばHSPのあなたが、“スコーンを食べること”を生きがいのひとつとして選んだとしましょう。しかし、時間が経つに連れて、スコーンよりもマフィンの方に魅力を感じるようになったとしたら?
その時は迷わず“マフィンを食べること”にシフトチェンジしてください。
小さな生きがいはその時の環境によって変化するため、複数持てば、変動も当然増えます。難しく考えず、HSPさんの気持ちの変化をありのままに受け入れましょう。
時には、生きがいの変化によって、自分の好みやその時の精神状態が分かることもあります。慣れてくれば、変化を含めて楽しむことができるようになりますよ。
生きがいの対象に「人」を選ばない
恋人、友人、家族など、あなたを大切に思ってくれる人はたくさんいるでしょう。
しかし、人の心は移り変わるもの。特にライフスタイルの変化によって、人付き合いは大きく変化するため、いつまでも現状の良好な関係を継続できるかといえば難しいでしょう。
特に恋人関係は、どちらかの気持ちが冷めればあっという間に終わりを迎えてしまうため、恋人との時間を生きがいにするのはおすすめできません。
時には、裏切りや仲違いといった、最悪な形で関係が終わってしまう場合もあるかもしれません。人付き合いを生きがいにするということは、それだけHSPさんが傷つくリスクも大きくなるのです。
人付き合いそのものを否定するわけではありませんが、できるだけ自分ひとりでできる生きがいを多く持つ方が、リスクは低いとだけお伝えしておきます。
HSPの人が生きがいを見つける方法
生きがいのルールを確認したところで、ここからは実際にHSPさんの生活の中から、生きがいを見つけていきましょう。
ノートに書き出す
他の記事でもお伝えしてきましたが、自分の感情を文字化することは、HSPさんの感情を整理する上で大変効果的です。もちろん、生きがいを見つける上でも大いに役立ちます。まずは、あなたが幸せを感じたものや出来事をノートに書き出してみましょう。
アイスを食べること、お洋服を買うこと、ゲームをすることなど、思いつくままに箇条書きするのです。
思いつかない場合は、休日の自分の生活や平日の帰宅後の行動を振り返ってみてください。自由時間に、あなたは何をしていましたか?
入浴にたっぷりと時間をかけているのなら、お風呂でリラックスする時間に幸せを感じているか、または美容に力を入れている可能性もありますね。
このように文字化しながら振り返ることで、自分でも気づかないうちに生きがいとなっている行動を見つけることができます。気負わずに、書き出せるだけ書き出してみましょう。
親しい人に聞く
自己肯定感が低くなりがちなHSPさんは、自分のことを客観的に見るのが苦手です。自分で生きがいを見つけられなかった場合は、自分のことをよく知る親しい友人や家族に頼るのもいいですね。
「私って、何をしている時が一番楽しそうに見える?」
と聞いてみましょう。他人から見た自分を知ることで、自分では見つけられなかった新たな一面に気づくきっかけとなります。
私も以前、友人に
「カネハナ*って、いつも甘い物食べてるよね」
と言われて驚いた経験があります。友人曰く、私と出掛けるときは必ずデザートを食べているのだそう。
自分ではそんなつもりはなかったのに、スイーツを食べることが自分にとっての生きがいのひとつなのだと、思いがけずに気づいた瞬間でした。
このように、他者目線からでしか気づけない部分もたくさんあります。チャンスがあれば、ぜひ聞いてみてくださいね。
スマートフォンの中身をチェック
SNSが普及した今、自分の「スキ!」を発信する機会が増えつつあります。そこで、自分のSNSの投稿した内容を振り返ってみましょう。自ずと、自分の中での「スキ!」の方向性が掴めます。
「SNSは見る専門」というHSPさんも、「いいね!」をつけた投稿を振り返ることで、同様に「スキ!」を見つけられますよ。
「SNSはやっていない」というHSPさんは、画像を確認してみましょう。撮影した写真に統一性がないか、或いは写真を撮ること自体が生きがいである可能性もあります。
「写真はあまり撮らない」というHSPさんなら、検索履歴を確認してみましょう。閲覧したサイトの中に、あなたの「スキ!」が隠されているかもしれません。
ネット環境が整っている現代において、メディア機器のデータは生きがいを見つける画期的なツール。あなた自身の手で集めた「スキ!」が詰まっている、素敵な宝箱なのです。
HSPさんのSNSに関する記事は、こちらも合わせてお読みください。
小さな幸せをたくさん味わおう
それでは、今回の記事をまとめます。
・生きがいは、その都度変わってもOK
・生きがいは、できるだけひとりでできるものを選ぶとよい
感受性が豊かなHSPさんは、些細なことでも大きな幸せを感じることができます。
そして、大きな幸せを手にするのは難しくても、小さな幸せを少しずつ味わうのは、誰にでも今日からでも始められます。
そんな小さな幸せの積み重ねが、HSPさんの毎日を彩ってくれるでしょう。
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