

アクセスありがとうございます。
HSPフリーランス創作者のカネハナ*です。
今回は、カネハナ*とHSPの出会いについて、お話しします。
「HSPってどんな気質なの?」「簡易診断とは?」などの、HSPを知る上でのアプローチ方法が分かります。
強い心をもちたかったカネハナ*がHSPと出会って救われた話
まずは、私とHSPとの出会いについて、簡単にお話しします。
カネハナ*とHSPの出会い

私がHSPという気質を知ったのは、転職活動の一貫として書店に立ち寄ったことが、きっかけでした。恥ずかしながら、新卒で入社した超絶ブラック企業を退職し、やっとの思いで勝ち取った転職先でも思うようにいかずに悩んでいたのです。
当時の私は、上司からの罵倒に怯える日々を過ごしており、ビクビクしている自分が情けなく、また不甲斐なくも思っていました。今思えば、社会人経験を積んでいない当時の私にとって、自らが置かれている環境がブラックであるかどうかなど、判断ができなかったのです。
そして、自他共に認める生真面目な私は、単純にも「もっと強い心をもとう!」と決意し、すがる思いで自己啓発コーナーへ向かいました。
そこで出会ったのが、イルセ・サン著『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』でした。
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イルセ・サンとの出会いで自分がHSPだと知る

普段は専門書など全く目に入らず、パラパラとめくって読んだ気分になっていた私。しかし、この本だけは目次から熟読していました。
HSPに関する書籍には、大抵簡易診断がついています。イルセ・サンの書籍も例外ではなく、私もこの診断を通して自分がHSPだと知りました。この簡易診断については、後述します。
著者のイルセ・サンは、デンマークの心理療法士です。長年に渡りHSPに悩む多くの人々をカウンセリングしながら、HSPという気質について研究されてきました。そしてイルセもまた、HSPという気質に悩むひとりだったのです。
HSPに関する他の書籍は、HSPを客観的に分析しているものが多い印象があります(※あくまで私の主観です)。しかし、イルセの著書は、自身の経験を踏まえたよりリアルな内容が特徴です。
そして、HSPの気質を改善しようとするのではなく、ありのままに受け入れる方法を提案しています。イルセのおかげで、ありのままの自分を受け止めることができています。
専門用語が飛び交うため、読破するのには時間がかかるかもしれませんが、是非一度読んでいただきたい一冊です。
カネハナ*が悩んでいたこと|HSPという存在に出会うまで
HSPと言っても、どのような気質なのかがわからないという人が、ほとんどだと思います。しかし、気質は人によってそれぞれ異なるため、一概には言えません。そこで今回は、私をモデルに説明していきます。
・五感が鋭く、日常生活に支障をきたしていた
・怒られることへの極端な恐怖心
・傷つきやすく、ささいなことでも気になって眠れなくなる
・他人の些細な感情の変化に気がつく
五感が鋭く日常生活に支障をきたしていた

私が住んでいる栃木県は雷雲が発生しやすく、観光客に驚かれるほどの凄まじい轟音が鳴り響きます。そのため、毎年夏になるとその轟音に怯え、何も手につかなくなります。仕事はもちろん、車の運転中も両手が使えないため、ひたすら恐怖に怯えていました。
その他にも、花火やピストルの音、そして新幹線の走り去る音なども耳を塞がなければいられないほどに、大きな音に対する強い恐怖心があります。大人になれば変わると思っていた両親も、これには呆れ顔です。
また、音だけでなく味覚、嗅覚、視覚、痛覚など、五感全てが敏感です。刺激が強い食べ物は身体が受けつけなかったり、ちょっとした臭いが気になって気分が悪くなったりなど、日々ストレスを感じながら生活しています。

私のように五感が鋭いというのは、HSPの傾向のひとつ。その他にも、霊感やインスピレーションなどの第六感が優れている人も、HSPであることが多いのだそうです。
怒られることへの極端な恐怖心

私は、幼い頃から品行方正でした。それは決して正義感からくるものではなく、単に怒鳴られることに激しい恐怖を覚えていたからです。
両親は穏やかな人柄でしたが、母は職業柄声が大きく、怒るとその声が更に響き渡るため、常にいい子でいようとしていました。一方で、母と姉の喧嘩を止めることはできなかったため、恐怖心から祖父の部屋へと避難。
しかし、社会に出ればそうはいきません。どんなに品行方正であろうとも、仕事ができなかったり、上司の機嫌が悪かったりすれば、怒鳴り声はすぐさま飛んできます。当時の勤務先の上司がその例で、彼の秘書に指名されてからは地獄のような日々でした。

HSPの中には、自らが怒鳴られることはもちろん、他人が怒られていてもストレスを感じることがあります。同じ空間に、イライラしている人がいるだけで、「自分のせいではないか?」と考えてしまうのです。
傷つきやすく、ささいなことでも気になって眠れなくなる

幼い頃からHSPの気質が強く表れていた私は、両親や教師たちに気を遣わせる存在でした。それは、少しでも傷つくことを言えば、心が折れてしまうのではないかと思われるほどに。そのため、大人たちが私にかける言葉を慎重に選んでいるのが、何となく分かっていました。
周囲の大人たちは、私を「傷つきやすい子」として育てましたが、大人になった今も変わっていません。職場で少しでも嫌なことを言われたら、クヨクヨと悩み続けます。
家族に話を聞いてもらってやっと少しだけ気持ちが落ち着きますが、ひとりになれば嫌な記憶が再び頭の中を巡り続けます。そしてそれが強いストレスとなり、不眠へと繋がるのです。

HSPの人は、他の人なら聞き流せる言葉でも、真正面から受け止めてしまいます。そのため、周囲の誰よりも心に傷を負ってしまうのです。
他人の些細な感情の変化に気がつく

良好な人間関係を築くために、人は負の感情を隠そうとします。私は、その隠された感情を直感的に感じることがあるのです。
例えば、グループで会話をしている時でも、

「A子は今、B美の発言にイラッとしたな」「C子はD美の発言を良く思ってないな」
と言ったように、日々他人の感情の変化を感じ取っています。
他の人にそのことを話しても、「そうだった?」「考えすぎじゃない?」と言われてしまうのです。しかし、後で本人に直接聞くと、大抵当たっています。そのため、友人や教師たちからは、「カネハナ*は、他人をよく見てるね」と、言われて続けてきました。

他人の感情を読み取るという行動は直感的な感覚のため、他人から理解されにくいのが悩みどころ。自分の感覚が他の人にも通じるものなのか、判断がつかないことがあります。
HSPの簡易診断について
ここからは、あなたがHSP気質をもっているかどうかの目安が分かる、簡易診断についてご紹介します。
簡易診断はあくまでも「簡易」である

前述の通り、簡易診断はHSPについて取り扱う書籍や、インターネットなどで手軽に診断できます。私のように、「気にしすぎる性格を治したい」「傷つきやすくて生きるのが辛い」と感じたことがある人は、簡易診断を受けてみることをおすすめします。
専門医のホームページに掲載されているものは、医師の監修のもとに作られたのもであるため、信頼性が高いと言えるでしょう。クリニックへの受診のきかっけにもなりますし、簡易診断は無料なのでぜひ体験してみてください。

正式な診断は、必ず専門医に頼ること!

HSPが知られてから日が浅く、まだまだ研究段階であることから、専門医が少ないのが現状です。更に、たとえ専門医であったとしても、HSPの診断は難しいとされています。専門医でさえ明確に提言できないものを、素人の私たちが判断できるわけがないのです。
また、簡易診断の結果は、診断時の精神状態によっても左右されます。そのため、日を改めて診断してみると、結果が変わってしまったなんてことも。簡易診断は、あくまでも参考程度と考えるようにしましょう。
最後に、確実な診断は専門医にしかできません。書籍を読んでも心が晴れなかったり、もやもやと考え込んでしまったりしているのなら、迷わず専門医に駆け込みましょう。
まとめ
今回の内容をまとめます。
・HSPの悩みの対処法を知れる書籍は貴重
・悩んだら簡易診断を受けてみる(自己診断はあくまでも参考として捉えましょう)
・日常生活に支障をきたしていたら、迷わず専門医に相談する
この記事を読んで、私のような思いをする人が少しでも減ることを願っています。
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